2012.3/18(日)ベルフォーレ津山

10年前、徳守祭りの写真をみる機会がありました。赤い橘祥に管笠、赤い鼻緒の草履丁度、徳島の阿波踊り、富山八尾の風の盆を連想させる女性美むんむんの、そして何ともいえない情緒を感じ、乙れだと、同好あい集いて保存会を結成した訳であります
果たして共感を得るだろうかの危慎の念もどこかえ、多くの皆様方の協力を得て、現在に至った次第です
とりわけ流派をこえた日舞のお師匠さん方のすばらしい御協力が今日の発展展開の大きな原動力となっております
現在の振り付けの原型は二階町におられた若柳流の重鎮、若柳吉一安先生の道中踊りに適した振り付け、唄は故人となられた歌子さんの声が今なお響いております
10年ひと昔、安易にきた訳ではありません。経済的の事もからみ色々の苦労がそれぞれにありました
事務局の方々、お師匠さん方、提灯持ちの方達、縁の下の方々、踊り手の皆様方、すべての分野の方々が津山市の為に、掘り起こした津山情緒をいつくしみ乍ら頑張って下さっている事が誇りであり、又、感謝申し上げる次第であります
私共の活動は、徳守祭り、お城山の桜まつりを筆頭に衆楽園に、津山駅、商庖街に各種のイベントに、いろいろな方面での発表会等々で、頑張っております
御神輿、山車、奴行列、太鼓を硬の世界としたら津山情緒は軟の世界として、なくてはならない存在となっており、春秋を彩りたいと思っております
今、方々で色々な芸能活動が盛んであります。私共はその先頭を走っております
先輩格としての誇りと自信は日頃の切薩琢磨に裏打ちされなければなりません。追い越されないように一層の努力を保存会諸君に期待したいと思います
最後に石井先生、杵屋氏、歌子姐さん、吉一安先生。すばらしい筆で描いて下さった故河野磐先生に感謝を捧げたいと思います
そして各連の踊り手さんに益々の精進を願うものであります
10年をこしての活動が今日から始まります。市民の皆様、より一層の御指導、御支援をお願い申し上げて御挨拶と致します