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箕作阮甫(みつくりげんぽ)寛政11年9月7日(1799.10.7)〜文久3年6月17日(1863.8.1) 黒船来航、嘉永6年6月3日(1853.7.8)浦賀沖にペリー提督率いる4隻の軍艦が入港し、 修好通商を求める米大統領新書を受け取らせ、再来を約して退却しましたが、その米大統領国書の翻訳を阮甫が手がけました。 |
その年7月18日ロシア使節プチャーチンが長崎に来航、その時にも対露交渉団の一員として長崎にも出向ております |
幕府は黒船来航の教訓を得て安政3年「蕃書調所」(東京大学の全身)を開設その首席教授に阮甫は任ぜられ、幕臣に取立てられました。 |
東京九段の蕃書調所跡 |
これだけを見ますと..蘭学者..語学..と思いますが、津山に代々続く医師の家系で阮甫も優秀な医師であり現在日本の医学の礎を築いたルーツであります。 著作物は、日本最初の医学雑誌『泰西名医彙講』をはじめ、『外科必読』『産科簡明』『和蘭文典』『八紘通誌』『水蒸船説略』『西征紀行』など阮甫の訳述書は99部160冊余りが確認されており、その分野は医学・語学・西洋史・兵学・宗教学と広範囲にわたるものです。 |
『泰西名医彙講』は1〜8巻まであり木版で刷られた初版本が津山洋学資料館に他の書籍と共に展示されています...必見です |
津山洋学資料館 |
話は変わりますが..この洋学資料館は平成21年に移転をする予定に成っております、新館は箕作阮甫旧宅の隣に計画中でほぼ建築設計も完了しております。(平成19年9月現在) 新津山洋学資料館(平成22年春開館)....こちら 現在の洋学資料館の前の道を700mほど西に行くとに、箕作阮甫旧宅(国指定史)があります。 |
休 日 | 月曜日(月曜日が祝祭日のときはその翌日).. 年末年始(12月29〜1月3日) 公開時間 午前9時30分〜午後4時(入場無料) |
所 管:津山市教育委員会 文化課 〒708-8501 津山市山北520 電話(0868)32-2121 |