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2010.06/12(土)岡山県真庭市北房で、今年で27回目となります北房ホタルまつりが開催されました...
<ほくぼうのホタル>
北房にはゲンジ・ヘイケ・ヒメボタルの3種頬のホタルが生息しており、その大半はゲンジポタルで、北房の中心部を流れる備中川と支流の宮地川、中津井川、興法地川に多く発生しています
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北房は、西部が新見市のカルスト台地と隣接した石灰岩地帯の地層の上にあるという独特の地質で、大小さまざまな鍾乳洞から備中川に流出する地下水は、ホタルの幼虫の育成に欠かすことのできない酸素と、工サになるカワニナが繁殖するカルシウムを多く含んでいます
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また、備中川は源流から3.5kmにある北房タムを過ぎ、さらに3km下って平地部に出ると水深が10〜30cmの流れのゆるやかなせせらぎ(日本の昔風景百選)が約6kmも続いています
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日照条件のよい備中川は植物性フランクトンが豊富で、カワニナの工サにはこと欠かないなど、すべてにわたりゲンジボクルの生患環境に恵まれています
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6月に入り気温と湿度の高い夜には、オスがメスを探すための神秘的なショーと言われる同時点滅が、備中川のあちらこちらで見られ、西日本有数のホタルの自然発生地として、毎年全国各地から多くの観賞者が訪れています
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古くから、人とホタルは共生してきましたが、その典型的な例をこのホタルの里で実感できることでしょう |
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<ホタルの受難と復活>
昭和20年代後半から30年代にかけて、農薬、河川改修、乱獲などでホタルは一時、絶滅の危機にさらされました
古くからホタルの名所といわれた北房は、ホタルの復活をかけて、住民と行政が一体となって立ち上がりました
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