キハ303
昭和9年(1934)、「川崎車輌」でガソリンカーとして製造された、旧国鉄最初の量産型内燃動車(キハ41.071)です
昭和27年(1952)10月に片上鉄道に入線、31年(1956)にディーゼル化、43年(1968)こ液体変速機が取り付けられるまで、ギヤチェンジしなから走っていました
走行可能な車両としては我が国に残る唯一の存在です、同型車として301・302・305がいました
機関形式:DMF13(6気筒排気量13g) 出力:135馬力 全長:16.6m 自 重: 22.7t 定 員:136人
キハ312
昭和28年(1953)、「宇都宮車輌」で新製された片上鉄道オリジナルの車両で、当初はガソリンエンジンを積んでおり、ギヤチェンジをしながら走っていました
戦後ガソリンエンジンで新造牢れたこ我が国では希有な例ですが、31年(1956)にはディーゼル化されました
鉄道廃止後、片上の操車場に残されていましたが、その歴史的価値により当地に運ばれました
機関形式:DMF13(6気筒排気量13g) 出 力:135馬力 全 長:16.6m 計 重:23.1t 定 員:109人
キ八702
昭和11年(1936)「川崎車輌」で製造された、41000系(キ八303)に次ぐ旧国鉄量産型大型気動車です
客車と貨車の分離を目的に昭和42年(1967)10月に入線しました
車体長が20メートルあり、ラッシュ時に活躍しました
前照灯・尾灯・窓に改造か加えられていますが、独自のスタイルを保っているのはJR九州が保管するキハ0741とこの702しかありません、同型車に701・703がいました
機関形式:DMH17C(8気筒17g) 出 力:180馬力 全 長:19.8m 自 重:27.4t 定 員二96人
DD13−551
旧国鉄の入替用機関車を本線重貨物に設計変更して、昭和40年(1965)7月に「日本車輌」で新しく製造されました
43年(1968)9月までに順次、計5両が導入され、それまでの蒸気機関車は全廃されました
552は片上に保存され、556は秋田の小坂鉄道で現役で活躍しています
機関形式DMF31-SBI(インタークーラー過給機付)出 力:1200馬力(600馬力×2)全 長:13.6m・自 重:5.5t
ホハフ2003
輸送力の増強を目的に昭和25年(1950)6月、「ナニワ工機」で製造された客車です
片上鉄道オリジナルのオープンデッキ構造が珍しし1客車です
朝夕の通勤通学者の輸送に活躍したほか、貨車と混結した混合列車にも長く使用されました
2004には1軸のみ貴重な松葉型スポーク車輪が残っています、同型車には2001・2002・2005がいました
全長:17.6m 自重:22.5t 定員:140人
ホハフ3002
老朽化した気動車を置き換え、機関車の効率的運用を目的に、昭和56年(1981)旧国鉄から購入した客車です
もとは昭和22年(1947)8月に「日本車輌」で製造された旧オ八351227で、片上鉄道入線に際し洗面所と便所を撤去しました
当初は茶色の塗装のまま、2000型に混じって使用されました
車内は、昔懐かしいニス塗りです、3001は和気郡佐伯町役場に保存されています
全 長:20.0m 自 重:31.3t 定 員:108人
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