木 地 師 の 由 来
木地師は、遠く平安時代貞観(八六O年)の昔、木地師の祖神とされている文徳天皇第一皇子の惟喬親王が滋賀県小椋荘で家臣に木彫りの食器を作らせたのが始まりといわれています
親王側近の太政大臣藤原実秀公が天皇より小椋姓と全国山々入山許可証を賜ったのを契機として小椋郷で生まれた木地師たちは夫々小椋姓と木地師免許状を持って全国各地に散り木地業を伝えたのです
当家は代々木地師の家系であり、寛文年間(一六六五年)岡山県奥津町千軒に小椋郷より入山土着したもので、古くから木地師の里として知られています
安永九年(一七八二年)小椋利兵衛を初代として代々木地業を受けつぎ、第十三代の小生に至っています
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